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拍手レス 8月4日〜

2時頃の方〜
拍手ありがとうございました♪
…という風に拍手レスに使ってもいいのではないかと。
拍手レスをhtmlで書いている人って結構いますよね。反転して読めるように文字を白くしやすいからかな?という事で、文字白もできますよ。以下反転↓
最近ご飯粒あんまり食べてません。パスタ、パスタ、そうめん、ラーメン、パスタ、ラーメン…
こんな感じの食生活……まさに、麺星人!!

こんな感じです。

10時頃の方〜
字の大きさとか色やラインなど、デザイン面は全部CSSで変更出来るので、好きな色に替えてみて下さい。
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個別class指定で文字を大きく

<p class="text">Pにクラス指定をすることで、段落内の文字を大きく出来ます</p>
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コドモはみんな成長していくものです、一人を除いては。コドモは、すぐに自分が成長するものだという事がわかるのです。ウェンディが成長するということをわかったのは、このようにしてでした。2才のある日のこと、庭で遊び、花をつんで、それを持ってウェンディがママの所へ走っていきます。そうしているウェンディは、幸福に満ち満ちているように見えたことでしょう。ママは、胸に手をあてて「まぁ、どうしてあなたは、ずっとこのままでいられないんでしょうねぇ!」と声をあげたのですから。コドモの成長について、ママとウェンディの間で交わされた言葉は、これだけです。ただこのことによって、ウェンディは、自分が成長しなければならないということをわかったのでした。2才にもなれば、分かるものです。2才ともなれば、きざしがあらわれるものなのです。

日記とか…

そうそう、ママとウェンディは14番地に住んでいて、ウェンディが生まれてくるまでは、ママが一家の花でした。愛らしい少女でロマンティックな心と、とてもかわいらしくこまっしゃくれた口もとをしていました。ロマンティックな心は、まるであの不思議なる東洋から来た、一つの箱の中にもう一つの箱がある入れ子の小さい箱のようで、いくつ箱を開けても、そこにはいつももうひとつ箱があるのです。ママは、かわいらしくこまっしゃくれた口もとにキスを浮かべていたのですが、右はしにはっきりと見えていて、まさにそこにあるにもかかわらず、ウェンディには決して手が届かなかったのでした。

パパとママが結婚したてんまつは、このようなものでした。ママがコドモだった時にコドモだった多くの男の人は、みんないっぺんにママのことを愛していることに気づいて、パパ以外のみんなはママの家にプロポーズするために走って駆けつけたものでした。パパはというと、つじ馬車をひろって、真っ先にママの家に飛びこみました。そうしてパパとママは結婚しました。パパはママの全てを手に入れました、もっともあの一番内側の箱とキス以外の全てだったんですが。パパは箱のことには気づきもしなかったですし、そしてそのうちキスしてもらうこともあきらめてしまいました。ウェンディは、例えばナポレオンならキスしてもらえるかもと思っていました。けれどもわたしには、ナポレオンが挑戦してはみたけれどキスしてもらえず、カンシャクをおこして、ドアをぴしゃりとしめて立ち去るのが目に浮かぶようです。

パパは、ウェンディによくこう自慢したものでした。ママはわしのことを愛しているだけでなく、尊敬もしてるんだよと。パパは債券と株式について、とても詳しい人たちの一人でした。もっとも債券や株式のことを、本当に知ってる人なんていやしなくて、いかにも知ってるように見えたというだけだったんですが。パパはよく債券が上がり、株式が下がると断言したものでした、どんな女の人でもパパを尊敬するにちがいない風に。

ママは白いウェディングドレスで結婚して、最初のうちは完璧に、芽キャベツ1つでさえもらさないように、まるでゲームみたいにまったく楽しそうに家計簿をつけていました。が、そのうちカリフラワー全部もつけそこなって、その代わりに顔のない赤ん坊の絵を書いてるしまつでした。ママは合計しなければならない所に、あかんぼうの絵を書いていたのです。それはママの想像するあかんぼうたちなのでした。

ウェンディが最初に生まれ、それからジョン、マイケルと続きました。

「ピーターパン」J.M バリ 著    katokt訳